思わぬオオサンショウウオの増殖

何ヵ月ぶりで朝の散歩に出かけました!

放射冷却の影響で

放射冷却

草地は霜で真っ白

サクラの様子は

サクラ

思ったよりつぼみは膨らんでいない様子

シュンラン

庭のシュンランは微かに咲き始めです。

いつものこの時期は、まだ落雪した雪の下になっているのですが・・・

オオサンショウウオの新聞掲載から一週間

Web版にも出たことで、県内外から購入の問い合わせなどあり、

ミニから大きなオブジェまで旅立ったものもあります。

オブジェは仲間が居なくなったので増殖に入りました。

今回製作する材料は残り少なくなったカキ材

カキ縮み

この縮み杢は超希少材で、大きさは15cmサイズが限界です。

サンショウウオ材

もう一つの材はトチを使います。

トチも縮み杢かスポルト入りを使っていますが、もう縮み杢はなく

今回はスポルト入りで木取りをしてます。

このスポルト入りも今回が最後の貴重な材を使います。

かたどり

型紙を基に大雑把な外観を

粗加工

細かなカットや削り、研磨で粗加工が終わったところ

手仕上げビフォーアフター

更に腹のヒダヒダ部分を作り、手仕上げで奥と手前

ビフォーアフターで粗研磨ができました。

ミニとビッグ

今回はクリで30cmのビッグサイズにも掛かっています。

材料の希少材の杢が最後と記しましたが、まだまだ打ち切るわけにいかず、

知り合いの材木商や材種豊富な工房へ掛け合っています。

現下は木材市にも230の要求するものは出ないということでしたが、

運よく手持ちの数種の材を出してくれるとの了解を得ました。

近く希少杢と出会えることで先も安泰です。

今の仕掛りサンショウウオも、来週までは拭き漆が完成予定です。

次回アップします!

試作もやってます。

カエル試作

カエルもいろいろ作ってますが、今回はペットとして人気の

ツノガエルを誕生させようと。

モノになるかどうか思案しながら削ってます。

コロナ感染拡大で相次いでイベント中止の連絡が来ています。

イベント情報に記載しておりますので確認方お願いします。

楽しみにしていただいている方々には本当に申し訳ありませんが、

早く開催される日が来ることを祈るばかりです。

 

 

 

四角を丸く

4月の全てのイベントも、コロナウィルスの感染拡大防止の

自粛要請に伴い中止となっています。

企画された主催者の方々の気苦労も大変でしょう。

楽しみにされていたお客様や我々出展者も残念で・・・

このまま5月以降も続くと活動の場がなくなり、

生業とする我らは困ったもんです。

が、製作意欲は下がっておらず、また新作ができました。

角板

厚さ4cmのクルミの角板

板皿

前々から薄板を丸く掘り込み、小物ディスプレイ用に

使っていましたが、今回は本格的に器として製作。

旋盤1

材料を回して器の外周、底面の加工に入ります

旋盤2

クルミ材なので底面は削りやすいのですが、外周は

断切削となるため刃物は切れきれに研ぎながら

旋盤3

次は表面側の加工に

旋盤4

こんな感じから徐々に深さと径を広げていきます

木地完

3サイズの木地が完成しました。

角が変形しているように見えますが、その通りです。

変化があるように、あえて変形四角形に挽いてます。

四隅は切削時に抵抗が掛かり掛けやすいのですが、

思い通りに仕上がりました。

乾燥材なのでこの後仕上げ研磨して拭き漆を

角器1

5点作った内の3サイズ

角器2

何を盛りつけたら生えるでしょうか?

角器3

角度を変えて見るととても変化のある器です。

そして今度は、魁新聞社さんに取り上げていただきました。

新聞掲載

昨日掲載いただいた記事です。

沢山の県内の方々に知っていただき、とても感謝しています。

お陰様で昨日から、様々なお問い合わせをいただき、

嬉しい限りです!

イベント開催が相次いで中止となりますが、沢山の作品は

自宅展示室に並べていますので、購入も可能です。

予めご連絡いただければご対応できますので、

遠くの方も、近くの方も遊びに来てください!!

 

新作のシダとフェザー

木工屋は粉じん予防でマスクは不可欠

しかし時節と有事で、どこの売り場も棚は空・空

困っている一人です。

先日消耗備品の補充で朝一某HCへ

レジを終わって、この日は何故かまっすぐ出口へ向かわず

右折したら、床置きされた段ボール箱が目に入りました。

なんと棚入れ前の箱入りマスクではありませんか

運よく購入でき、たかが使い捨てマスクでこの日一日

優越感でいっぱいでした。

新作紹介の前にまずはミニちゃぶ台

ちゃぶ台材

ケヤキ材でサイズ違いを2枚カット

面取り

外周面取りをルーター加工し

脚

脚はブナ材を巨大な鉛筆削りのような刃物で

表面加工

表面は槍カンナで仕上げます。

何故か綺麗なツルツル表面は人気薄で

古仕上げ

やっぱり仕上げは古(いにしえ)仕上げ拭き漆、30cmと36cmでした。

サイドテーブルやお膳に、踏み台、飾り台にも!

細かな新作の登場です。

シダをモチーフにしたブローチアクセサリーです。

シダブローチ1

クロガキや輸入材のサティーネ、パロサントを使い、

息を殺しながら仕上げた作品です。

試作品は細かな作品なので頃合いが掴めず、

最後の一か所が欠けてしまったりで・・・

切断スピードや刃の選定をし、0.5ミリの刃でようやく。

シダブローチ2

こちらは付け根が更に細くなっているので、より慎重に

寿命が縮まる作業の連続でした。

カットが成功しても研磨工程で欠けることも・・・

そしてフェザー(羽根)アクセサリーは

フェザーブローチ

シダよりも更に薄板を使用するため超慎重作業

刃も0.3ミリに変更し切断速度と送りを手で感じながらです。

フェザータイピン1

ネクタイピンに仕上げたフェザー

フェザータイピン2

薄くても立体的に仕上げ、高密度材使用なので

強度的にも心配ありません。

こだわりの研磨で光沢もバッチリ!

フェザーネックレス1

ブビンガとスネークウッドのネックレスも製作しました

フェザーネックレス2

大小2個使いのネックレスも異樹種の組み合わせです

スネークフェザー

細かな羽根の切れ込みも難作業ですが、極めつけは

中心の羽軸の盛り上がり部分でした。

意外やひらめきである電動工具を使って・・・

でもあくまで手作業で息を殺しての作業の連続です。

早くお披露目したいのですが、直近のクラフトは4月中旬以降

開催を願っていますがこればかりは・・・

クラフト会場でなくとも、ご連絡いただければ

ご対応いたしますのでよろしく!

 

 

 

 

 

ハートペンダントの新タイプ

今日の陽気は暖かいを通り過ぎ、暑ささえ感じます。

外からの陽射しで暖房も停止

3/9外の風景

例年のこの場所は、雪下ろしの雪でまだ1m以上ですが、

花の無い時期、ヤブコウジの赤い実が楽しませてくれます。

クロモジ

外のクロモジの芽はまだまだ

屋内クロモジ

屋内に取り入れたものは地味~に、好きな花色です。

仕事もどんどん進みます。

コーヒーメジャー

ショートサイズがゼロのため、10gと20gを

リーフ皿

ケヤキの鋸目仕上げリーフ皿も補充

そして久々にコキも製作しました。

コキ部材

溝入れしたブロックを5mm厚さに

1.5穴あけ

真鍮釘を通す1.5mmの穴あけ工程は一番の難関

曲がらず素直に下まで貫通させるにはかなりのコツが必要です。

1個1個全て癖があり疲れます。

コキ完成

紐通し穴加工、外周カット、面取り、研磨各工程を経て完成。

黒っぽい色中心で出るため、樹種はカリマンタンエボニー(黒檀)でした。

気づいたらハートペンダントも在庫薄のため補充。

ハートペンダント

地味な色目が残ったため鮮やかさを強調

パープルハート

パープルハートで右が新タイプの面長ハート

リバーシブル

縞黒檀とのリバーシブルも

ピンクアイボリー

極め付きはピンクアイボリーの新旧です。

今回仕入れたピンクアイボリーは今までで一番鮮やかかも。

ほぼ一通りの補充はできたので、今後は楽しみながら

余裕な作品も手掛けていけたらと・・・

 

 

 

サクラでボウル

今年最初のクラフトイベント”秋田アートクラフト市”は、

新型コロナの感染防止のため中止となりました。

楽しみにしていた方々や我々作家にとっても

とても残念な措置となりましたが、こればかりは止むを得ません。

ただこれが長引けば死活問題となり、早期の収まりを願うばかりです。

2月の末、息子より誕生日プレゼントが届きました。

ドライブレコーダーが未装着だったので助かります。

ドラレコ

早速取り付け、各設定も完了

できればドラレコのお世話にならないことを・・・

先週はクラフトも中止となり、準備も土日も空いたので

予定外のことをゆっくりとこなせました。

ご注文もあるサクラの大きめのボウル製作です。

サクラ丸太

保管している半乾燥のサクラの原木

サクランボ

こちらはサクランボの原木です。

今回は大きめの要求なのでサクラ材をチョイス

手持ちで製材をするため、危険な部位はあらかじめ

チェーンソーで切り落としてから

帯鋸挽き割り

直径25cm、長さ60cm程の材料を引き割ります。

角材とは違って丸太は不安定のため細心の注意を払って

ひきわり材

4本の製材が完了

ボウル材

バンドソーで円形に、そして旋盤で保持するための穴加工です。

丸太の皮付きなので、全てナチュラルエッジに仕上げます。

旋盤作業中はかんぴょう加工みたいに、刃物の切れ味が良いと

長~い切粉がシュルシュルと飛び出て快感です。

それとは裏腹に埃と挽きクズが山のように・・・

そんな訳でカメラを持ち込みたくなく画像は割愛でした。

出来上がったのは

サクラのボウル

大きいので20cm強

ボウル1

タイプも様々

ボウル2

左右の高さ違いはやや慎重に刃入れが必要です

ボウル2

節の無い素直な材料であれば削りやすいのですが、

今回はあちこちから枝の出ているサクラ材。

柔らかめ、超固めが交互に来るので刃物研ぎを頻繁に。

こうした難材から生まれた作品は、乾燥~仕上げを経て

完成した肌が楽しみです。

早くお披露目できるイベント開催が待ち遠しい!