新作ウェーブプレート

青葉の季節、山野草も次々と咲き始めています

ハクサンチドリ

ハクサンチドリもひょっこり顔を出しています

チドリの顔出し

こんな草地がお気に入りなのか、所々にひょっこりです。

一通りの山菜も採りつくし、先日のタケノコも缶詰に

タケノコ缶

久々に保存食ができました。

タケノコの本場玉川地区はこれからが季節ですが、

それを待たずしての成果でした。

先週から掛かっているプレートの仕上げです。

プレート拭き漆

彫り上げたところを研磨して、1回目の拭き漆

拭き漆表面

最初は彫り上げた表面に粗さも見えますが、

数回研磨、拭き漆を繰り返すことで、滑らかさと光沢が

ケヤキウェーブ

25cm x 36cm のケヤキウェーブプレート完成

ウェーブ2

こちらは 25cm x 30cm の総彫りタイプ

センウェーブ

そしてセンのウェーブプレートも完成です。

見る角度を変えると、それぞれの表情が現れ劇的です。

ワンプレート用にお勧めです!

こんなこともやらされます

ハンコ彫り

何を思ったことか突然孫から、おじいちゃんハンコ作って!

孫のリクエストは断れないので止む無く

若いころ書をしていたとき、落款印を自作しました。

その時は石の印材でしたが、それから比べたら少しは楽かなと

でも今は目も悪くなっているし、売り物でもないので

大雑把に何とかモノにしました。

落款印

このタイプは白文と言って、作品に押す落款印です。

銀行印には使えないタイプ、実印としても枠がないのでNG

時間のある今年だからできる孫孝行でした。

今日も工房へのお客様があったり、朝からリピーターさんの

ご注文をいただいたりと、クラフトの無い前半ですが

お陰様でモチベーションも下がらずやっています。

秋からは大勢の前で、お披露目できるようになればなあ

と願っています。

 

タケノコウィーク

10日ほど前まったく生えていなかったタケノコ山

1週間たったのでそろそろかな?と出かけました

休耕田跡

ニョキニョキ生えています!

画像範囲で13本あるのですが、3m四方で約120本ほど

ここはまだ全体的に少々早めで、1kmほど奥の穴場へ車移動

平野沢

ここは標高180mくらいで、竹林は標高250mなので

車を降りてヤブ漕ぎしながら10分も掛かりません。

竹林

4~5年来てなかったのですが、竹やぶの状態がとても良くなり

タケノコの

かなり太めの根曲がりタケがあっちこっちに・・・

以前より移動しやすくなり、タケノコの太さも上級です。

ほぼ初物なので、5~6件におすそ分けし楽しんでもらいました。

焼きタケ

ぶっとい奴は焼いて食し、その他はいろいろと

この時は缶詰を作るほど残らなかったので、4日後の今日また

2回目成果

同じ場所ですが、遅い早いがあるので前回よりも収穫

予定通り缶詰にして保存します。

皮むき

でも処理が大変です。

でかいボウル3個分、何時間掛かることやら・・・

本業もちょろっと

前回ご紹介した治具でプレートの試作を開始しました。

プレート加工

テンプレートを使いウェーブ状に彫り込んでます

スライド治具

均等に掘れるよう1cmピッチのストッパーを移動しながら

ウェーブプレート

こんな形のものが出来上がりますがいったん中止

間違いがあったわけではないのですが、なんと腰痛発生です。

中腰で竹やぶを移動するため、タケノコ採りがアダになりました。

幸い大事に至らず、3日で治ったため本日また山へ行ったわけです。

新作もできました

浅皿

リーフをモチーフにした浅い手彫り皿です

サイドも掘り込みを入れてます

お魚にも見えますね!

ケヤキ皿

直径20cm、パン皿や他にも多用途です

セン皿

こちらはセンで、ギラギラした縮み杢も入ってます

緊急事態宣言も解除され、この2~3日工房へのお客様も

何組かお越しいただきました。

新聞で230の記事をご覧になった方や、いつもクラフトを

楽しみにされているご夫婦など・・・

今日もお越し頂き少しずつではありますが、世の中動き始めたことに

嬉しさを感じています。

まだまだクラフトなどのイベントは難しいので、作品を

ご覧になりたい方は、ご連絡いただければ感染防止対策をしたうえで

お待ちしています。

 

ハードウッドのオオサンショウウオ

この一週間も、雨の一日を除き毎日山、山へ

近くの山はタラの芽やコシアブラも終わり、ゼンマイ、ワラビ

ワラビ採りをしていたところ、ゼンマイ畑?を発見

家内は林道わきでワラビ採り、230は小藪に入りゼンマイ採り

ゼンマイ

小藪の開けたところ至る所に良質のゼンマイが

採ったあと

全ては採らず、今後も採れるよう株が弱らないように

数本残します。

画像はヤマドリゼンマイですが、普通のゼンマイも混在します。

ゼンマイ処理

綿毛を取って、ゆがいて干して揉み方と手間は掛かりますが、

値段の高さを実感します。

2日間通いました。

家から少し離れた山のホンナもそろそろかな?と

車で20分余りで着きます。

ホンナ山

こんな開けた草地が昔からの穴場で

ホンナ

丁度いい頃合いのホンナがあちこちに生えて、ここもまるで畑

太さもあるので、すぐ袋いっぱいになります。

サク

ただここは画像の植物、サクがたくさん生えていて、

熊の好物であることからあまり長居はしません。

近くで地元のハンターと出会いましたが、昨年はこの近辺で

20数頭捕獲したそうで・・・

そんな場所でも山好きな230は、40年以上歩き続けています。

ホンナおひたし

ホンナはお浸しの香りと歯触りが最高です。

焼きみそタタキ

焼きみそタタキも格別で、ご飯数杯いけちゃいます。

今日も雨も上がったので行ってきました。

ホンナ、アイコ

ホンナと左側はアイコです。

標高250m前後で採りましたが、この場所はとても太い

ワラビがボチボチ出始めたところでした。

今週末には場所を変え、根曲がりタケに狙いを定めます。

毎度山の話題が長くなりスミマセン。

本業の方は前回ご紹介したハードウッドで

サンショウウオネックレスを製作しました。

サンショウウオネック

どれも比重1.0以上のハードウッドです。

特に今回はピンクアイボリーの硬さにビックリ!

1.3位あるかもで、その分緻密さと色合いは過去最高です。

申し訳ないこと既に、右側5匹は行き先が決まりました。

(材料紹介した時点でご予約をいただきました)

こういう高比重材の難易度は上がりますが、仕上がり状態が

とてもよく、やりがいがあります。

今週は山歩きが頻繁でこれしか紹介できません。

次の新作のための治具だけは準備しました。

スライド治具

これはあるものを加工するためのスライド加工治具です。

山との兼ね合いで、果たして次週まで新作試作ができるかな・・・

 

 

 

木工と山菜採り逆転

例年はイベント真っ最中の時期ですが、全てが中止

追われる仕事もなくなり、頭の中は山のことで目覚めも早い。

サイクルがすっかり逆転し、山菜採りの合間に木工です。

住宅地ですが目で見える範囲に山があり、朝の散歩がてらに

山菜採りができる好条件地に家があり幸せです。

リス

古道を歩いていくと尻尾の長~いリスが迎えてくれます

ワラビ

出始めたばかりの太めのワラビ

コシアブラ

なんとこの斜面はすべてコシアブラの若木

ベストサイズが1~2歩移動で手のひらいっぱいに

採り切れないのでほとんどはそのままに残してます。

コシアブラ収穫

あちこちにおすそ分けで、喜んでいただけることに

こちらが幸せになります。

茹でワラビ

同じ場所でも濃淡の違う2種類のワラビ

何故色が違うのか未だに解りません。

食べ比べると濃色がややシャキシャキ感が

淡色がややねっとり感が強いかも。

どちらも粘りとシャキシャキ感があり、甲乙つけ難いのですが

濃色の方が何故か良しとされてるようで・・・

タケノコも採れます。

本格的な根曲竹はまだ少し早いですが、細くて面倒でも

笹竹のタケノコを採ってきました。

笹竹

身長くらいの笹竹には、7~8ミリ程度のタケノコが生えます。

笹竹ノコ

節と節の間も柔らかいところは(右側)我が家ではミソ炒めに

お吸い物や煮物と様々使え、本格根曲がりタケより柔らかく、

香りも笹竹は抜群です。

そして今朝の朝仕事は、車で20分ほどの山間へ

笹竹と根曲がりの中間くらいのタケノコを求めてです。

ウバユリ

自宅よりやや標高を上げるとまだ草もほとんど生えてません。

ウバユリが目立ちます

エンレイソウ

立派なエンレイソウも

ホンナ

ようやくホンナも出始めた状況で、これは今夜の食卓です。

目的の竹林へ行ってみると

タケノコ

生えてますね!

狭い範囲ですが少々収穫がありました。

中間サイズのタケノコ

左が根曲がりタケサイズで18~20ミリ、

右が笹竹よりやや太い中間サイズの8~12ミリです。

自生するタケの太さに比例したタケノコが生えるので、

竹さえあればどこでも採れますので、興味のある方は

今だけがチャンスですよ!

今日の様子からしてみれば、いつもの根曲がりタケも

あと4~5日で採りに行けるかも・・・

楽しみは続きます!

最後に木工のことも

ピンク他

これらは高密度ばかり集めたハードウッドです。

密度が全て1.0以上の比重の材で、サンショウウオを作ります。

左端は世界で最も重厚な材のリグナムバイタ

サンショウウオ初登場となります。

そして超鮮やかピンクアイボリー

仕上がったらどんな色艶になることか・・・

古い材を整理してたら貴重なココボロも見っけ!

これらで新しく仲間入りします。