あっという間のブナの芽吹き
気が付くともう桜は花吹雪ですもんね
何か変な年です。
形状タイプの持ち手が無く、ほんとに久々の制作
オーダー分も抱えているのですが、その分の材料の
乾燥がまだ不十分なので、まずは在庫分から・・
型取りをした材料に、帯を通す部分の抜きの下穴
糸のこ盤で窓抜きができ、この後は面取りや
手にする部分を立体的に整形していきます。
ルーター、サンダー類と機械は使いますが、
最後は何段階もの手仕上げで、指の皮も削れてヒリヒリ!
仕上げは樹種によって違います
神代ケヤキはオイルで柔らかな雰囲気に
エンジュは拭きうるし
クリも拭きうるしで杢目が目立ってきます。
劇的変化は
マツ材を彩色し拭きうるし仕上げにしたもの
針葉樹はほとんど使わない230ですが、この種だけは
以前から持ち手に採用していました。
夏冬の杢目の顔料吸い込み量が違うので、特徴的な
模様が現れます。
持ち手では初めてのことも
折れたということで修理が舞い込みました。
出来るだけ原型に復元を基に、持ち手の中に穴あけし
丸棒を入れて骨接ぎ、接着(画像が処理後)
念には念をで、裏側に溝入れし副木を入れて補強
2重の骨接ぎをすれば、ほぼ完全補強
あとは研磨拭きうるしでご返却です。
画像はな~に?
漆を入れた桶でした!
解体して漆部分を水研ぎ処理をしたところ
これから整形し、うるし仕上げを施し、ご注文分の
板皿へ変身させます。
230分とオーダー分でキャパオーバー
春山へも行きたいし・・分身が欲しい~!