久しぶりの持ち手

4/17ブナ

あっという間のブナの芽吹き

気が付くともう桜は花吹雪ですもんね

何か変な年です。

形状タイプの持ち手が無く、ほんとに久々の制作

オーダー分も抱えているのですが、その分の材料の

乾燥がまだ不十分なので、まずは在庫分から・・

持ち手型取り

型取りをした材料に、帯を通す部分の抜きの下穴

窓抜き

糸のこ盤で窓抜きができ、この後は面取りや

手にする部分を立体的に整形していきます。

持ち手整形完成

ルーター、サンダー類と機械は使いますが、

最後は何段階もの手仕上げで、指の皮も削れてヒリヒリ!

仕上げは樹種によって違います

神代ケヤキ

神代ケヤキはオイルで柔らかな雰囲気に

エンジュ

エンジュは拭きうるし

クリ持ち手

クリも拭きうるしで杢目が目立ってきます。

劇的変化は

松材

マツ材を彩色し拭きうるし仕上げにしたもの

針葉樹はほとんど使わない230ですが、この種だけは

以前から持ち手に採用していました。

マツ持ち手

夏冬の杢目の顔料吸い込み量が違うので、特徴的な

模様が現れます。

持ち手では初めてのことも

持ち手修理

折れたということで修理が舞い込みました。

出来るだけ原型に復元を基に、持ち手の中に穴あけし

丸棒を入れて骨接ぎ、接着(画像が処理後)

持ち手副木

念には念をで、裏側に溝入れし副木を入れて補強

副木

2重の骨接ぎをすれば、ほぼ完全補強

あとは研磨拭きうるしでご返却です。

漆桶

画像はな~に?

漆を入れた桶でした!

桶解体

解体して漆部分を水研ぎ処理をしたところ

これから整形し、うるし仕上げを施し、ご注文分の

板皿へ変身させます。

230分とオーダー分でキャパオーバー

春山へも行きたいし・・分身が欲しい~!

 

 

 

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