刃口板の交換

横手のかまくらも雪不足で緊急事態のようです。

40km離れた山間部より運んだ雪で、何とか形は

出来てるようですが、果たして本番まで持つか?

欠品や不足品の作品補充も一通り終わったので、

なかなかできなかった設備のメンテをやっています。

帯鋸

30cmまでの丸太の製材など、使用頻度の高い帯鋸

帯鋸刃口

テーブル上の木の部分は刃口と言って、一番仕事を

してくれる部位ですが、刃口板が割れています。

厚さ13ミリの板で作っているのですが、強い力が

掛かる部位なので徐々にへたってきます。

バンドソー

こちらは曲線挽きが中心のバンドソー

オブジェの荒木取りや丸物の旋盤前の木取りに

活躍してくれます。

バンドソー刃口

こちらも刃口板がひどいことになっています。

忙しいときは手が回らずほったらかし

でも使うにあたり、精度と安全性を保つには

重要な部分なのでやっと交換です。

刃口板

前の刃口板は柔い木のハンノキ、環孔のケヤキを

使っていたため、割れが発生しました。

ケヤキは硬くても、水を吸い上げる導管が太いので、

その分木地は荒いため衝撃には弱い?

対策で今回は散孔材のサクラを使いました。

散孔材は環孔材に比べ緻密な分木地がなめらか

強度も出るはずです!

刃口完成

高さもフラットで引っ掛かりもなくピッタシ

バンドソー刃口完

こちらもピッタシで精度・安全性がアップです。

掛かっていた箱もの、カトラリーケースの完成

カトラリーケース

クリ、キハダ、ケヤキの3種で拭き漆仕上げ

カトラリーケース2

これで作品補充も終了し、後は目先のかまくらクラフト市

少し余裕ができて作りたかったものを・・

トチ木地

綺麗な白いトチの木で、立体造形物

リーフ拭き漆仕上げ

うるしを摺り込むと杢目がはっきり出てきます。

珍しい木を使って造形し、どんな変わった杢目が出てくるか?

こういうのがやってて楽しい時間です。

リーフ第2弾

のめり込むとついつい次々と他の物も

ハートのカツラの葉っぱやカエデも

リーフ造形

研磨仕上げに少しでもムラがあると、拭き漆で

ムラが模様で現れるので、一番研磨仕上げが

難しいのがトチ材です。(白トチが特に)

ケガして縫っている親指を、つい忘れて使ってます。

スイッチが入ると困ったもんです!

今日はまだ通院も

今週はイベントの持ち込む作品の準備作業に入ります。

2月10日からは、秋田ふるさと村でお待ちしてます。

今年のオープニング、新作一杯のかまくらクラフト市へ

是非是非お越しください!!