蒸れと暑さと蝉時雨でグッタリする毎日。

庭の花も現在皆暑さに参っています。

そんな中、辛うじて咲きそうなのがアメリカリョーブ

もう少しで開花です。

赤とんぼも見られるようになりました。

☆コキ完成

前回は、国産材から輸入材に変更するところまで

紹介しました。

複数個作るにはバラつきを無くすため、まず治具作りが重要です。

穴加工治具

　　　

紐穴部のコーナーカット治具とサイドカット治具です。

加工にあたり、加工工程順を綿密に立てています。

何故なら図面化したコキは、サイドに角度、厚み方向ににも

カーブを付けておりますので・・・

加工順を間違えると穴の方向や全体の形がとんでもないことに

なるため、慎重に工程表を確認しながらの作業です。

長方体のうちに真鍮釘の穴加工

穴径が小さいために、センターに貫通させるには

かなりの熟練を必要とされます。

コーナーとサイドカットを

指のすぐ脇は、５，０００回転の鋸刃が回っていて

触れるでもしたら、想像付きますよね・・・

紐穴加工はＨＳＳのブラッドポイントで

紐穴は真円で無いため、糸鋸で長窓に仕上げ

この後厚みを立体的に粗加工し、穴の面取りへ

真円で無いために面取りカッターは使えず、

超硬ロータリーバーで仕上げます。

この時の回転数は３０，０００回転です。

ここまでくれば形は完成で、ここからが見栄え勝負の

ペーパー研磨とスポンジ研磨の工程で完成へと。

ワックス仕上げしたコキの全形

真鍮釘を通したところ

糸で止めても問題ありませんが・・・

　　　

パーロッサの１セット

　　　

ブビンガの１セット

今回はこの２種で製作しましたが、黄色いアマレロ

黒いコクタン、ピンクアイボリー等々

布に合わせたコキの色目を揃えればと思っていますが、

果たして使って下さる方はどれだけ？？？