今年は除雪作業も少なく、制作に集中できます
穏やかな天候が多く、春が近い感じ
陽が射す母屋の工房は、暖房ナシの作業もできるくらい
そんな中で、次々と順調に作品が上がっています。
二股に分かれる部分を、ブックマッチに木取りしていた
時計用のナツツバキ
背面のムーブメントが入る部分の加工まで終わっていたので、
ひと手間減りました。
先週手掛けたシマエナガの新バージョンの置時計です。
細かなパーツも全て手作りなので、ある程度備蓄しています。
シマエナガと小枝の配置バランスが、一番時間が掛かります。
小枝の開き具合、ねじれ具合などで、いい塩梅の小枝が
なかなか見つからないのです。
何十本の中からチョイスされた小枝を使い、無事完成です。
ふっくらシマエナガは縦型に配置
横長シマエナガは横置きに配置しました。
自然の形状を残したナツツバキは、木工用材料としては
なかなか出回らない味のある良材で、230は好んで
使っています。
嬉しいことに横置きの方は、嫁ぎ先が決まりました!
木取りしてからしばらく経過したホエールテールオブジェも
ようやく完成です。
これらは樹形、大きさが全て異なるものを使うため、
型紙は一切ありません。
全てフリーハンドでカッティング~造形したものです。
カット後の杢目を予測し入刀?
とても面白味のある制作作業の一つです。
珍しいアンズの木を使っています。
緑茶の縞模様杢目、コントラストが良いです。
ヤマナシのテールはスポルト入り
良い肌艶ですよ!
最後は樹齢400年強のカヤの枝で
細かな杢目が良く分かるように、芯を中心に配置
皆様に人気のある材料です!
最後はもてなしプレートも・・
これもなかなか手掛けられなかったアイテム
欠かすことはできないので、今回は最低数で
持ち手部分は糸のこ盤作業となります。
その後は切り出しで面取りしたり、磨いたりと・・・
もてなしプレートは、耳付き板を使用するのが基本
唯一無二のプレートにこだわっています!
拭き漆で仕上げると、杢目が輝いてきます。
お客様をもてなしたり、一人ティータイムを楽しんだり・・
直接盛り付けに使ったりと、多用途に使って頂いています。
作品は順調に上がっておりますが、まだまだ手付かずも・・
穏やかな日が多い今年は、寒いガレージ工房での
木取りも順調に進みます。
母屋の工房にあれば、いつでも取り掛かれます!
もう直ぐオープニングクラフト
たくさん持ち込みますのでお楽しみに!