我が家の庭では、バラやクレマチスが咲き誇っています。
散歩の途中で山で見つけたクマヤナギ ↓
米粒大のぶどうの房のようで、なんともいえない涼しげな植物で
花器に入れて飾りました。

この季節、新緑を歩いていると様々なものが目に入り
癒しと楽しみを与えてもらえます。
先日、伊藤若冲をメインにした江戸絵画の プライスコレクションを鑑賞しに、
岩手県立美術館へ行ってきました。 プライス氏は世界的な江戸絵画コレクターです。
盛岡へ着いたのが12時すぎ。 この日は丁度「チャグチャグ馬コ」の行進日でした。
材木町の休憩場所の時間帯に間に合うことを知り、昼食&美術館を後回しにして材木町へ。
駐車場を探すこと20分、何とかぎりぎり間に合いました。
華やかな馬コの飾り、子供たちの可愛らしさ、そして驚くほど馬コの歩くスピードが早いこと!
タイミングよく初めて観ることが出来ました。
お疲れ様でした。行進が終わって、草を食べる馬コたちです。
(この画像は、行進終了後に別の川原でのもの)

このあと昼食へ。1時は過ぎていましたが、これまたどこも満員。
探して探して昼食を終えたのが2時半過ぎでした。
美術館へ移動と思いきや、そろそろ「よ市」が始まるころ。
また駐車場探しも大変なので、先に「よ市」の材木町へ。
4時過ぎにようやく美術館へ。
ここもまだ、この時間帯駐車場が満杯状態でした。
この展覧会は、東日本大震災復興支援でテーマは「美」と「生命力」だそうです。
東日本大震災の報に接したプライス夫妻は、真っ先に若冲の「鳥獣花木図屏風」を
思い浮かべたそうです。若冲の描く世界の「生命(いのち)」の輝きと喜びを東北の
皆様に見ていただき、少しでも慰めになること、子供たちが元気を取り戻すことを願い
展覧会が計画されたそうです。

「鳥獣花木図屏風」

何万個ものブロック(升目画)での構成には目を奪われました。
趣味の木工ですが、何かの発想に繋がる作品でした。
幸運なことにこの日、この時間帯にプライスご夫妻が来館されており、
サインをいただき、握手をして帰ることが出来ました。

国内ではほとんど観ることが出来ない作品を、プライスご夫妻の思いで鑑賞でき、
私たちにとってとてもラッキーな出来事でした。
また姉の依頼で、今回は木のボタンです。
上から三番目の姉で、古布を使ったリメイクが趣味です。
コートやジャケットに付ける大き目のボタンです。直径約3cmです。
画像はそれぞれ左が桑の木、右が栓の木です。
こちらはそれぞれ左がエンジュ、右がパーロッサです。
裏表をランダムに大面取り(6角形)して、ボタン穴を通しやすいように整形します。
その後、いつものようにせっせと磨き、オイルとワックスで仕上げています。
次は、表面に穴のないボタンということで形のイメージはありましたが、
加工方法で少々考えました。
木工旋盤で形状をつくり、裏面に糸のかがり穴をボール盤で加工します。
画像のかがり穴形状ではドリルで穴あけは出来ません。
(穴あけ部が丸く、ドリルが逃げてしまい危険です!)
穴をあける部分は、円筒形に作ってから穴あけして整形します。
画像はそれぞれ、左がクロガキ(拭きうるし)、中央がクロガキ(オイル)、
右がケヤキ(ワックス)です。
拡大写真です。(UFOではありません)
これらを使って頂いた作品は、入手でき次第紹介したいと思います。
姉たちの依頼で、バッグの持ち手を作りました。
木の自然の形、木の持つ色にこだわっています。
作り方を簡単に紹介します。
今回は、エンジュの小径木を主に使用。
エンジュの小径木をバンドソーで真っ二つに挽き割ります。


挽き割った材料は、切断面にカンナをかけ、握りの部分を機械と手道具で整形します。
ここで、材料の説明を少し。
材料を真横から見た画像です。への字やカーブした形が良いです。

こちらは真上からの画像です。上の材料は真っ二つになりますが、
下の材料はうねっている為、真っ二つにはならず、持ち手の材料としては適しません。
(大半がこんな形で、使えるのはわずかです)

ペーパーでの研磨作業をします。
わたしの一番嫌いな作業ですが、ここで手を抜くと仕上がりに大きく影響します。
ここは妥協せず、気長にペーパーと付き合います。
4~5種類のペーパーを使い分けます。
(粉塵が舞うため、マスクは必ずしましょう)
画像の上が手道具で整形したもの、下がその後ペーパー仕上げで
磨き上げたものです。

塗装前と塗装後ではこんなに色目が違います。
着色はせず、ペースト状のオイル仕上げです。

塗装後の持ち手です。
左2本:工芸うるしのタメ色で拭きうるし仕上げ(アンティーク風に)
中2本:水性うるしの透明で
右2本:オイル仕上げ

拡大画像です。

わたしの作った持ち手は、徐々に作品集にアップしていく予定です。