久々のミニ椅子

昨日の朝はほんとにビックリ!

この時期に20cmの積雪があり、もちろん除雪車の

出動も無く、家の前の道路は車がラッセル状態でした。

今日は暖かく、積もった雪も融けて無くなり

春のエネルギーは大した物です。

☆ミニ椅子

ミニ椅子もカラカラ状態だったので、シーズンを前に

補充の製作に掛かりました。

ミニ椅子材

ミニ椅子はありきたりの材料ではなく、こだわった材料を

使い続けています。

確実に230の好み順位から出て行きます。

今回も神代杉、クロガキ、プラタナスのコブ、トチのスポルトetc

ランド作り

座板の両面は、ルーターでラウンドを整形します。

ミニ椅子背板

背板は座板の共木を使ったり、小枝を整形したり・・・

小さなパーツですが、座面に合わせたR面加工まで

結構こだわりぬいた作りが基本です。

今日は研磨作業をしていたのですが、午後より来客が・・・

茨城クラフトへ出展した知り合い作家さんが、

帰路立ち寄ってくれました。

久々に会いついつい話も弾み、帰ったのが5時過ぎだったので

今日の作業は研磨途中で終わりということに。

続きは次回ですね。

☆こんなことにも挑戦

丁寧に掘り上げたハニカムパン皿やツルツルのプレートも

好評なのですが、真逆の荒々しい表面のプレートも作りたい!

そんな事で材料を製材

チェリー材1

サクランボのチェリー材です

チェリー材2

長方形ではなく、あえて耳付きの自然形で予定してます。

厚さ2cmに製材し、後で反り取りを実施します。

不乾燥材なので数ヵ月後にモノになるかも・・・

チョウナ

仕上げはこのチョウナでなぐり仕上げをします。

チョウナ全景

エンジュの柄の付いた本格的なチョウナ。

カーブした柄には訳があって、使ってみれば納得します。

刃先を入れた時、柄はバネの役割を果たし、

材料を掬い上げてくれるということです。

チョウナ加工痕

乾燥したヤマザクラで試してみました。

かなりコツは入りますが、230はモノになりそうです。

結構良い具合に仕上がっていますので、完成が楽しみ!

230のチョウナは東型で刃先が平らのため、画像のなぐりや

矢羽形状のなぐりしか出来ません。

亀甲形状の飾り掘りができる蛤型が欲しいのですが、

今は手に入れることが出来なくなった手道具です。

東型の平らな刃先で、出来る限りの表現をして

みたいと思っていますので楽しみに!

確約は出来ませんが・・・

☆フクロウも完成

フクロウ

ウワミズザクラ、エンジュ、クロモジのフクロウたち

たくさん作っていますので、フクロウ好きの方は

コーナーで楽しんで下さい。

 

 

 

 

 

 

あれもこれもで疲れ気味

忙しい事は喜ばしい事ですが・・・

少々疲れが溜まってきた感じで捗りません。

先日は酒田からのお客様をお迎えしたり、

おもちゃ美術館のケーキの納品で走り回ったりと・・・

帰りはドッピオコーヒーにて息抜きはしました。

カフェモカ

疲れ気味なので甘いカフェモカでチャージ

材料も集まってきます。

サクラ材

以前エンジュを処分した家から今度はサクラ

下見に行ったら50cmは超えてる立派なサクラで、

今回は手で持てるサイズのみ積み込んできました。

大物はどうやって引き取るか頭の痛いところです。

製作もあれこれと手がけてまして

パン皿

ご注文分と販売用を掘りこんでいますが、

このサクラは硬すぎてさっぱり捗りません。

一枚掘っては他の作業で手を休めながら

オオサンショウウオ

オオサンショウウオをうるしで仕上げます。

フクロウ

在庫切れのフクロウの木取りをしたり、

フルーツフォーク

2度目の追加製作のフルーツフォーク用も・・・

カエル沢山

カエルはたーくさん出来上がりました。

面倒なカエルはしばらくいいかな?

そしてまた面白い板が手に入りました。

ディスプレイ用の棚製作のため、製材所にスギ板を

調達に行ったところ、製材機オペレーターの

ギター職人さんより面白い材を持っていかない?

とお声が掛かり、いらないとは言えない性なので・・・

野路板

工場の壁に貼っていた物が剥がれ落ちたものらしい。

何十年も風雨に晒されて、作り出せない作品級。

うづくり状態

うづくりでは絶対出せない風格です。

へたな手は加えず、このままディスプレイとして使いたい!

次のクラフトまでは一ヶ月ありますが、あっという間です。

まずは仕掛り品を完成させ、小さなブースのイベント用の

ディスプレイ用棚の製作を予定してます。

場所により展示スタイルが変わりますので・・・

 

エンジュのボタン”カブキ”

この一週間暖かい日が続き、周りの雪融けも

急ピッチで気持ちも思わず緩みそう。

でも製作意欲は緩むことなく、確実に在庫作りも順調。

☆エンジュのボタン”カブキ”

気が付いて見たらエンジュのボタン”カブキ”が

一個も残っていませんでした。

数少なくなっていたのですが、先週の秋田アートCで

完売したようです。

”カブキ”とは、ボタンの模様が歌舞伎の隈取り風なので、

230の呼び名としています。

一番手間の掛かるボタンで、

カブキ木取り

エンジュの小径木から木取りします。

使う材料は伐採から3年ほど外に晒したもの。

新材では雰囲気が出ないので、年月が掛かってます。

白太と新材の境目だけを使用しますが、曲物が多い

エンジュはなかなか使える部分が限られます。

ボタン工程

板状から四角→八角形→円形→円盤状と整形

研磨工程も数段階に・・・

木地完

そしてボタン穴を開けて面取りし、形の完成で最終研磨へ

塗装

うるしを摺り込んで乾燥中

カブキ完成

うるしを摺り込む事で光沢、コントラスト、耐水性が得られ

個性的なカブキボタンが完成します。

最初の板状の木取りで全てが決まる作品です。

☆カエル

秋田アートCでカエルを買いそびれた方向けに

製作しました。

新カエル

クリとケヤキの2種から選んでいただきます。

面白い不思議な物も作ってみました。

カエルオブジェ

泥から顔を出したムツゴロウのようでもあるし、

カエルのようでも・・・

受け取りようはその方その方で、

こんな感じでもう少し作ってみようと思ってます。

 

 

2019オープニングの秋田アート

3/2~3/3の2日間、今年最初のクラフトイベント、

秋田アートクラフト市に行ってきました。

両日とも晴天になり、通いも楽々なコンディションです。

レイアウト

冬季間に沢山の新作を製作し、最初のイベントでの

評価が如何なものかと、全作を所狭しと並べて

お客様の反応を確認するイベントにもなります。

会場内

ここは時間前にはお客様を会場へは入れないので、

開場と同時にものすごい状態になります。

こういう時はハッキリ言いまして、商売には

ならないのが230ブースです。

お目当てのお客様はこの時間帯は避けて、

他で時間を費やしてから・・・

ブース内

こんな感じの状態がベストです!

ゆっくり手にとって見られるし、こちらも十分な

説明接客ができ、お互い納得しあえます。

ブース内2

オオサンショウウオは年を越しても大人気でした。

2年目なので心配したのですが、2桁の数が

旅立って行きました。

もう収集家と言っても過言ではない弘前のAさんは、

会場まで駆けつけていただき、またまた新作を

仲間としてお連れいただき感謝です。

市内のお客様が多かったようですが、山形市からの

方にも寄っていただき、こんどは山形県内のイベントで

お会いする楽しみが増えました。

会場内2

お客様も大変多く会場内は熱気で汗だくの奮闘でした。

肝心の新作ですが、カトラリー類がとても好評で、

大き目のスプーン類は追加製作が必要となり嬉しい事?

新作ケーキも沢山の方々に注目いただき、多くの方が

どうやって作るの?

230は簡単ですが全てレクチャーしました。

企業秘密は全く無く、どこでも完全公開です!

お蔭様を持ちまして、最後の最後まで接客でき、

気持ち良く後片付けができました。

帰り際、お馴染みさんより喜び過ぎないように

車の運転注意して帰ってね!

戒めの言葉をいただき、慎重に帰ってきました。

今日は持ち込んだ作品の整理をして、再び展示ルームを

メンテナンスしてます。

展示ルーム

いつでもお客様をお迎えできる状態です。

ご訪問の際は、前もってご連絡いただければ幸いです。