年明けより雪降りも少なく助かっています。
仕事始めはボタンの木地制作から
ご依頼先は谷中ボタンギャラリーさん
オリジナル装飾ボタンの制作時に、度々ご注文を
頂いています。
前回は高蒔絵の木地でしたが、今度のプロジェクトは
芝山細工の象嵌用の木地です。
伝統の芝山細工、最後の芝山師と称される方が
手がけてくれるという土台作りは少しは緊張します。
バラつきもほぼ無く旋盤加工は完了
前職の名残で、金属加工の精度で仕上げるのがモットー!
脚にはクロスの穴あけを施していますが、この加工が
旋盤加工より高難度
この加工だけの為に専用加工治具が必要です
指示通りの木地が完成し、初荷?完了でした。
本来芝山象嵌は木地から全て一人で制作していたそうですが、
現在高齢の為、木地は230、下地塗は前回の高蒔絵の
越前漆器の蒔絵師さんが手がけ、象嵌の最終工程を
宮崎氏が携わるということです。
いづれにしても著名な方の作品の土台で関われることは、
後世にも残る作品となるので、光栄なことです。
数か月先になりますが、作品画像が届きましたら
ご紹介します。
座編みスツールの制作も開始
エンジュとセンを使い脚の制作から
エンジュ材独特の風合いが出るように、材料の径を選定
しながら、曲がり具合も考慮すると、なかなか叶う材料が
無いのが現実です。
2脚分の部材が完成し、組み立て開始
早速暮れに購入しておいたバークランプが活躍
精度・強度とも安定し、心強いツールです。
もう1脚組み上げ、今週は座編みに集中です。