小さな蓋物いろいろ

冷え込みも少なく雪もなく、とても助かる師走です。

今日紹介の蓋物も、小さな冬のクラフト展でオーダー頂いた

薬味入れがメインの制作です。

蓋物旋盤加工

内寸法50ミリ、深さ30ミリに加工

様々な樹種でそして蓋も別樹種で組み合わせ

クリの蓋物

旋盤作業のついでに、クリの蓋物を新作

ところが最後の先端切り落とし寸前にアラララ・・

刃物を引っかけてしまいぽきっと!

修正仕上げするには現状の掴み方では傷ついてしまい、

綺麗な木地には仕上がりません。

ソフトジョー

そこで思い出したのが、10年以上前に買っていて

使う機会がなくしまっていたソフトジョー

ソフトジョー加工

ナイロン製なので木でも傷がつかなく、クリの頭に

合わせて掴む部分を整形します。

クリの頭修正

このソフトジョーのお陰で綺麗に修正

今まで使わなかったと言うことは、全て一発で

決まっていたということで、今回は年なのか

鈍ったのか・・・

クリ蓋物木地完成

内径50ミリと60ミリの木地2個完成

蓋物木地完成

3タイプの蓋物木地9個の完成です

薬味さじ

薬味入れの匙も制作中

塗装中

クリの頭部分だけ拭きうるしで仕上げ、他の部分は

木固め処理後、ガラスコート仕上げで処理

蓋物塗装完成

薬味入れ7個とクリの蓋物2個の完成です。

オーダー分はこの中から2個を選んでいただきます。

クリ蓋物1

クリをイメージした蓋物

クリ蓋物2

匙を入れる切欠け部分はつけていませんので、

大切な小物入れにも使えます。

薬味入れ

薬味入れはカラフルにしていますので、色で

薬味の種類が分かりるように・・・

カヤの薬味入れ1

右はカヤを蓋の材料に使っています。

カヤの蓋物2

この細かな年輪は、1年で1ミリにも満たない個所も多々

単純計算で10年で10ミリ、100年で100ミリ

実家のカヤの木は、根元で50cmは超えているので

樹齢500年以上は間違いないかも!

その一部を使ったカヤの蓋物です。

まだオーダー品も残っており、また新たなオーダー品も入り

仕事ができる環境に感謝しつつ、今年もあと僅かです。

 

 

 

 

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