~大きな額縁の製作~

今回は額縁の製作です。
入れる物は手編みのニット十二支の掛け軸です。
手編みのニット十二支の掛け軸

手編みのニットはセーターを解体したもので、二番目の姉より預かり、
2年くらいたってようやく行動です。
このニットは、姉の子(私の姪で東京在住です)が 故郷の行事(かまくらと梵天)を想い、
図案化して子守をしながら 編んだものです。
一度はゴミ箱行きとなりかけたものを、姉が大事に寄せておいたものだそうです。
掛け軸は姉の友人のもので、十二支が描かれているため年を選ばず
年がら年中飾れるようにと依頼されました。

額縁の材料はホウの木です。
軽くて歪と変形が少ないことから選定しました。
ホウの木

ルーターで背面にガラスと背板を入れる切欠けを加工します。
額縁作製1

表面には飾り縁を加工します。
額縁作製2

コーナーを45度に留め切り。
額縁作製3

バリ取りをして接着。
額縁作製4

接着部分の補強です。
4ミリの丸棒を2本ずつ打ち込みます。
本来であれば写真右のようなカンザシで補強するのですが
今回の額縁はかなり大きいため、私の持っているキャシャな
機械では不安定で危険なために、丸棒で補強しました。
額縁作製(補強)
額縁作製(補強サンプル)

研磨後に工芸漆(タメ色)で塗装~乾燥中です。
額縁作製5

ガラス、背板、止め、吊り金具を取り付けて完成です。
額縁1額縁2

本職用の精度の高い設備で加工すれば、留め切りの45度も
隙間なく加工できるのですが、心配をよそに自前の設備でも
満足いく仕上がりにホッとしています。

~大きな額縁の製作~」への4件のフィードバック

  1. 感動しました!
    今から20年以上前、18才で横浜の大学に行くために、akitaを後にした私は、そのまま結婚し、このころは、東京で、二人目の子育てに格闘している時期でした。
    子供のために、方眼紙に絵を書き、ミッキーさんや、トトロのパーカーやベストを編んであげていましたが、正月に田舎に帰るとき、父さんになにか編んであげたいと考えて、冬の故郷の風景を思い浮かべました。
    お金もなくて、吉祥寺のユザワヤで安い毛糸を買い、子供たちに編んだ残り毛糸で色付けをしました。
    明け方、明るくなるまで、出てくる絵が見たくて編み続け、お尻にたこができました。
    父さんのセーターをこんな素敵な作品にしてくれてありがと!!!230さん!!

  2. >akita大好きっ!さん

    懐かしい作品を目にして、当時を思い浮かべたことでしょうね!
    実家の玄関の真正面に飾りましたよ!
    今度はいつ帰郷しますか?
    厳しい夏を元気に乗り越えましょう。

  3. こんにちは。

    今回も素敵な作品ですね。この作品の裏には感動的な話があったんですね。
    思い出のお手伝いができる仕事っていいですね(*^_^*)

    akita大好きさん良かったですね(^_-)-☆

  4. >babysさん

    依頼を受けてから長らくお待たせをしました。
    やっと手渡すことができ、また感動と喜びをいただき
    ホッとしました。
    またこんなお手伝いが出来ればと思っております。

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