持ち手のオーダー分完成

寒さも緩み、50cmも積雪が下がった先週ですが、

週末は猛吹雪でまた真っ白な雪化粧です。

老シクラメン

我が家に来て十数年のシクラメン

年々花数が減ってきましたが、昨年久々に

植替えしたところ、復活しました。

正直なものですね!

自身もリフレッシュの年と季節です。

毎年数多くの持ち手を使っていただいている工房からの

オーダー頂いている持ち手が出来ました。

今回は自然木の小径木のご要望

持ち手のひきわり

特にカキのダメージ感のあるもので挽き割り

持ち手の木取り

それぞれ握り部分を大雑把にカット

握り部分カット

この後は手にしっかり馴染むよう、ナイフ・南京カンナ

スクレーパーで整形し、研磨作業と・・・

穴あけ

取付用の長孔は、穴あけ~面取り後くり抜きを

くり抜き部分も面取りし、最終研磨と続きます。

持ち手木地完成

長穴・丸穴と木の曲がり具合でそれぞれに

仕上は工芸漆で

拭き漆乾燥中

3種の漆で拭きうるしを数回繰り返し完成へ

シャラの木

シャラの皮付きは緻密で重量感あり

椛

モミジとクロモジも皮付きで

サクラ

サクラは皮状態が良くなかったので木肌を出して

最後はカキ

カキ持ち手

理想のダメージ感が良く出ました

カキの持ち手2

自然の曲がり物は真っ二つに挽き割れるものが少なく、

引き割後も均等に整形するのが難関ですが、

良い上がりに満足しています。

今回のこの数で足りてくれれば良いのですが・・・

 

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