変わり杢の高台皿

山菜の時期なので、仕事中も気になって・・

時間を惜しんで行ってきました。

こごみ

家から車で10分も掛からない場所ですが、山中の

雪解けが遅いところで、こごみが顔を出したばかり

コシアブラ

もっと家寄りに移動しコシアブラの場所へ移動

ここは日の入る林で、もう採り頃に!

昨年より一週間ほど早い収穫でした。

この日は仕事を諦め、午後からは別の場所へ

カタクリ

この地域の目的は野セリを求めて

まだなーんにもありませんが、沢水の落ち込むところに

野セリが生えており、230の穴場で・・

セリ鍋

放し飼いの地鶏の出汁できりたんぽも入れて

セリ鍋で疲れも飛びます。

今週も一回は行きたいのですが、久々のイベント準備や

仕掛り品の仕上げも万全に

まずはテーブルウェアもいろいろ完成してます。

折敷

ようやくクリの黒染め折敷(板膳)も完成しました。

30x40cmサイズで、表面は槍カンナ仕上げの拭きうるし

サラダボウル1

乾燥待ちしていたサラダボウルも

サラダボウル2

取り合えず2個仕上げ、そのうちまた・・

トチコブ高台皿

人気の高台皿も変わり杢でいろいろ完成

まずはトチコブの25cm

トチコブ2

やや小ぶりになりますが、所々にコブが

トチスポルト

同じトチでもこちらはスポルト入りです。

カエデ1

こちらはカエデのクネクネうねった材料から取った皿

カエデ2

真横から見ると自然の風景が見えてきます。

赤松皿

めったに使わない赤松を皿にも使ってみました。

彩色して杢目を強調し、拭きうるし仕上げです。

スポルト材

先日製材しておいた特徴的な板材

貯木場で230の目に触れなければ、もうとっくに朽ち果て

或いは蒔きとして使われ灰に・・

皮の剥がれた黒い部分は焼け焦げたわけではなく、また

切断面に現れた模様も全て自然界の力で・・

自然に倒れたであろうこの木も、その後の環境や

バクテリア(微生物)が長い間かけて作り出されたもの。

アートとしてまだ生き続けるため、変わり杢の皿も

板材も230が手助けします。

今週末から春イベントがスタートします!

手創る市

秋田芸術村の手創る市、

土澤アートクラフトフェアと続きますので、

数々の新作をご覧ください。

お待ちしております!

 

 

 

 

久しぶりの持ち手

4/17ブナ

あっという間のブナの芽吹き

気が付くともう桜は花吹雪ですもんね

何か変な年です。

形状タイプの持ち手が無く、ほんとに久々の制作

オーダー分も抱えているのですが、その分の材料の

乾燥がまだ不十分なので、まずは在庫分から・・

持ち手型取り

型取りをした材料に、帯を通す部分の抜きの下穴

窓抜き

糸のこ盤で窓抜きができ、この後は面取りや

手にする部分を立体的に整形していきます。

持ち手整形完成

ルーター、サンダー類と機械は使いますが、

最後は何段階もの手仕上げで、指の皮も削れてヒリヒリ!

仕上げは樹種によって違います

神代ケヤキ

神代ケヤキはオイルで柔らかな雰囲気に

エンジュ

エンジュは拭きうるし

クリ持ち手

クリも拭きうるしで杢目が目立ってきます。

劇的変化は

松材

マツ材を彩色し拭きうるし仕上げにしたもの

針葉樹はほとんど使わない230ですが、この種だけは

以前から持ち手に採用していました。

マツ持ち手

夏冬の杢目の顔料吸い込み量が違うので、特徴的な

模様が現れます。

持ち手では初めてのことも

持ち手修理

折れたということで修理が舞い込みました。

出来るだけ原型に復元を基に、持ち手の中に穴あけし

丸棒を入れて骨接ぎ、接着(画像が処理後)

持ち手副木

念には念をで、裏側に溝入れし副木を入れて補強

副木

2重の骨接ぎをすれば、ほぼ完全補強

あとは研磨拭きうるしでご返却です。

漆桶

画像はな~に?

漆を入れた桶でした!

桶解体

解体して漆部分を水研ぎ処理をしたところ

これから整形し、うるし仕上げを施し、ご注文分の

板皿へ変身させます。

230分とオーダー分でキャパオーバー

春山へも行きたいし・・分身が欲しい~!

 

 

 

今週は板物いろいろ

春の花々で彩られる庭が多いでしょうが・・

4/10庭

我が家は山野草が多いので、彩はサッパリ

これからじっくりと地味~にですかねぇ。

先週は丸物、今週は板物

板物木取り

目先を変えてやらないと飽きてしまうタイプなので・・

単純な形ですが細かな作業がいろいろ

フレーム掘り込み

窓抜きの後は掘り込み作業

ビットが切れなくなって作業性が悪くて・・

使い捨てなのですぐ発注し、次回からはストレスなく

行きたいものです。

フレーム完成

ビットで加工すると、窓のコーナーはR形状に

なりますが、手道具で仕上げて角にするのが230流

サクラ、神代ケヤキ、エンジュを使用

もてなしプレートいろいろ

ご注文分も含めもてなしプレートも完成

サクラ

赤身と白太のコントラストが良いサクラ

ケヤキもてなしプレート

素直な材のケヤキ

エンジュもてなしプレート

このエンジュは繊維が以上に硬い難材でした。

股杢エンジュ

股の杢目を活かしたくて取っておいたエンジュ

プレートを制作しました。

股杢プレート

実に味わいのあるエンジュの股杢プレートです。

大きさ比較

1年前に制作したトチのスポルト皿

イタリアンのオーナーシェフよりお問い合わせが来ました。

しかしこのタイプは完売済みで、なかなか手に入る

材料でもないし・・・

いつまでも待つということですが・・

今後一生お目に掛かれないことも・・

工房に来ていただき、展示室や工房も案内

工房の頭の上に保管してあったケヤキの珍材に目が!

ケヤキ珍材

(右端がケヤキの珍材)

根っこに近い変形した幹の一部ですが、この珍材を

リストランテで使えるようにと依頼されました。

これにメニューが並んだら・・!

こういう材を選んでもらえて嬉しい限りです。

板皿やコブ材のプレートのオーダーもいただき、

変わり杢の出そうな材料(丸太原木)を製材

上の左3枚がカエデ材で一部にコブも・・

面白くなって貯木場の原木を物色

出ました!

スポルト材

貯木場は原木を保管しており、風通しが良く雨も

多少当たる環境にあります。

意識的に原木のエージング効果を狙っての保管法で・・

大分年月を経過した材で、樹種ははっきりしません。

でも待望のスポルト材が目の前に、灯台下暗しでした。

丸物皿は難しいですが、板皿として通な方向けに・・

また楽しみな制作が待ってます!

 

 

 

 

 

 

丸物いろいろ完成

連日の好天続きで少々心配の種が・・

このままだとイベント期間と山菜が被りそう

4/1囲い外し

ようやく冬囲いも外し、春になりました。

これでも例年よりかなり早い春バージョンです。

早寝早起きの230の朝飯前仕事

組み木パーツ

音のたたない細かな地味な作業

小さな小さな組み木パーツを、木の色杢目を見ながら

置いていき、糊付けして下準備です。

日中は機械を使った作業が多く、この段取りが

大事な一歩かな・・

取り掛かっていた丸物も完成しました。

拭きうるし中

木地完成後は研いでは塗りの繰り返し

いろいろ出来上がっています。

サラダ鉢

ケヤキのサラダ鉢は25cmの浅めタイプ

パスタ皿

クルミのパスタ皿は、いつものケヤキと違い

重厚な仕上がりになりました。

クルミマグ

好評のクルミの彫りを入れたマグ

トチマグ

今回はトチのスポルトも作ってみました。

オンリーワンが漂ってます!

フリーカップ

冷酒用に求める方が多いフリーカップ

木製は水滴が周りに発生しにくく、打ってつけです。

クルミとエンジュです。

柿蓋物

柿の蓋物もようやく補充できました。

2個だとまたすぐにとなりそうですが・・

お客様のご注文分も

薬味入れ

薬味入れが2セット、それぞれのお客様が木を

チョイスしての品です。

これにご指定サイズのもてなしプレートが

今週の制作予定です。

イベント開始まで一か月を切ると、あれもまだ

これもまだと、予定表を見ながら・・

十分在庫はありますが欲は尽きません!