バターケース誕生

先週から取り掛かっている箱物、バターケースが

新たにアイテムに加わり完成しました。

バターケースなので、温度変化をなるべく少なくするため、

無垢材を彫り込んでのタイプにしました。

おおよその寸法で予めボーリングします。

くり抜き

ここからテンプレートを使用し、規定寸法にトリマーで

仕上掘り込みです。

蓋の仕上げ

蓋の仕上げもテンプレートに沿い、ルーターテーブルで

そして外形寸法を切り出せば

バターケース完

ケースの形が完成です。

コーナーを造り、磨きを掛けてオイルフィニッシュで

バターケース完成

クルミのバターケースが完成しました。

通常の200gのバターが丸ごと入り、サイドに

バターナイフを収納できます。

冷蔵庫に保管していても硬くなり過ぎず、使うとき

バターが取り易いとか・・・

バターケース2種

サクラとクルミの2種製作しています。

パン皿グッズ

パン皿やプレートとトータルで木製品が揃います。

箱物

テーブルウェアに二つ目の蓋物が誕生です。

材料も消費しますが、逆にどんどん増えることも・・・

つい先日従兄弟より、解体する小屋にある材料を

使わないか?との連絡が入りました。

板材

早速行ってみるとかなりの板材が桟積みになっています。

全て6分(1.8cm)仕上げの板材で、ケヤキと思いきや

全てがクリ材でした。

クリ材一車

次の日引き取りに行き、良いものだけ選んでも

軽トラ一車分あり、不足だったクリ材もこれで安心です。

あとはリピートオーダーの対応で

皮華さん持ち手

特注寸法のケヤキ手彫り持ち手

サクラ蒔絵用ボタン

サクラの蒔絵用ボタン木地が完成し、本日発送です。

最後は残念なご報告で、9月のイベントは全て中止です。

このような状況下では、お客様、出展者とも不安だらけで

当然の判断で納得です。

10月予定分は何とかできますよう祈願するだけ!

 

もてなしプレートNEW

先週、ブランドトウモロコシの嶽きみが届きました!

嶽きみ

青森県の岩木山麓で育った立派な嶽きみがたくさん

地元でもなかなか手に入りにくいのに・・・

送り主は弘前在住の、230のお客様です。

毎年各地のクラフトイベントに駆けつけてくださり、

自宅には230コーナーも

青ちゃん230コーナー

インスタ掲載画像を拝借しました。

茹できみ

肝心の嶽きみは、ゆがくと色もゴールドに

味は普段スーパーから買うものとは格段に違い、

甘さ・旨味と毎晩ビールのおともに幸せになります。

嶽きみを載せたお皿は漆桶を利用したもの

漆桶皿

しばらく欠品していたので、復活製作しました。

そして頻繁に製作していますがいつも不足気味の

ケヤキもてなしプレートも

もてなしプレート磨き

スタッキングできるようサイズが異なる3枚

磨きタイプ

同一材から作るので、形状・杢目も同じで、

セット購入のお客様が多いです。

今回表情を少し変えたタイプも製作

手彫りもてなしプレート

今までは表面磨き上げ又は鋸目仕上げですが、

今回は槍カンナ仕上げで表面総削りとなっています。

槍カンナもてなしプレート

こちらも同一材で

カンナ仕上げ

磨き上げと違い手間もかかりますが、柔らかな

雰囲気の仕上がりで、温もりが伝わります。

今まで大概のカトラリー、テーブルウェアを

製作してきましたが、何故かバターケースだけ

作っていませんでした。

新アイテムに加えます!

バターケース木取り

早速木取りで大きな塊から、クルミとサクラの

角柱を作っています。

角柱切り分け

本体とふた部分を切り分けて少し寝かせます

本体とふた

大まかの本体とふたが出来上がったところで

次の工程のテンプレート作り

バターケーステンプレート

本体用とふたの出来上がり

テンプレート組み合わせ

隙間なくピッタリ収まったところで、今週はここまで

コロナ感染拡大が止みません!

鳥海クラフトフェスタも出展決まっていましたが、

この状況下のため中止となりました。

なんとか減少方向に向かわないと、他のイベントも・・・

願うしかありません!

 

新キャラ誕生

猛暑から激変気温急降下!

最高気温が一気に10℃以上下がるとは・・・

ホオヅキ

ホウヅキも一気に色づいた感じです。

アザラシ

一足先にインスタ掲載したアザラシ、アシカ?

受け取り方でそれぞれに・・・

くるりんぱの目玉だけだったので、寝ているアザラシも

一気に作りました。

アザラシ粗加工

粗加工したアザラシ群

もう少し手の込んだゴマちゃんも追加です。

そのためには細工に刃物の切れ味アップを

刃物群

仕事用と催促されていた家庭用方向もついでに

#1000と#5000で仕上げます。

ホウのゴマちゃん

口元を前より緻密に表現しました

ホウとトチ

ホウとトチのスポルトゴマちゃんです。

寝てるアザラシ

本命の寝てるアザラシ

寝てるアザラシ2

目を閉じて気持ちよさそうに

寝てるアザラシ3

口元を画像で確認したら、まるでワンコそっくり

寝てるアザラシ群

クロガキのアザラシには偶然ハートマークが

もてなしプレートを中途半端にして、急遽

新キャラづくりに没頭しましたが、涼しくなったので

これから捗りそうです。

ボタン木地

画像はボタンの木地です。

東京谷中のYanaka Red House Button Gallery

オーナーさんより依頼を受けました。

世界中のアンティークやビンテージな装飾性のある

ボタンを収集し販売もなされています。

日本からも江戸時代、沢山の薩摩焼や蒔絵の

装飾ボタンが海外へ流出し、現在はほとんど

入手できないとのこと。

そこで現代の蒔絵ボタンをよみがえらせたい思いで

230へ依頼が来ました。

(木地を作るところが無いそうで)

蒔絵師さんが漆で仕上げ、蒔絵を施すことで230の

姿は見えませんが、力になればと木地の製作をしました。

ボタン裏面

裏面はキノコのように凹んだ仕上げ

ボタン各サイズ

各サイズ凸面タイプと凹面タイプを納品しました。

9月の山形、まつやまより選考結果が届いています。

コロナ感染の急拡大が止まりませんが、予定通り

開催されますように、ワクチンまだの方、

済んだ方も油断せずご留意のほどを!

 

 

 

フォーク2タイプ完成

暑すぎて庭のバラも可愛そう

バラ1

今年は夏場でも次々に咲いてくれるのですが、

暑さで色も形も苦しそうです。

バラ2

ビロード状の花びらも見にくい姿で・・・

サルナシ

サルナシはとても元気で、たわわに実をつけていて、

サルナシ酒が楽しみです!

五輪観戦の合間にチョコチョコやったフォークが完成

フォーク原型

前回はここまでご紹介しましたが、このあと糸のこ盤で

形状を切り抜きます。

その後は手先の勝負で

小刀

切り出しと刳り小刀で整形

逆目に刃を入れると欠けや割れが生ずるため、

削る方向だけは慎重に判断が必要です。

あとはひたすら動力・手仕上げの5段階ほどの研磨作業

フォーク2種

定番ですが2タイプ完成しました

フォーク大1

大きいタイプでパスタ等に最適

アンズ材

アンズ材で中心に近い部位を使用

フォーク大2

褐色模様はオリーブウッドの杢目の様

ガムスポット

アンズですがチェリー材のようにガムスポットの

斑も入り、時が経つと色目も全体が濃く変化します。

フォーク小1

こちらも定番の小さい方のフォークはサクラ材で

フォーク小2

初期当初よりは、先をやや広めに製作しています。

金属音の苦手な方や、口当たりを気になさる方には

うってつけの木製カトラリーです。

もちろん耐水性もバッチリです!

 

フォーク木取り

アメリカリョーブが咲き始めました

アメリカリョーブ

春のウワミズザクラやオカトラノオのように、

穂の花形系が好みです。

イチジク食害の対策追加策として、防獣超音波撃退器を設置

超音波撃退器

効果のほどは定かではありませんが、設置から一週間

設置後の食害は1回のみで、どこまで信頼できるか・・・

周波数を変えながら試行錯誤しています。

暑さを理由に仕事を控えると、全く進む気配がありません。

10時前までのわずかな時間でフォークの補充をしています。

木取りのフォーク材

左がフォーク大のアンズと小のサクラ材

木取りの残骸

アンズ材は600x350厚さ10cmの現在を木取りして、

箱いっぱいの端材の残骸です。

使用に耐えられる良材歩留まりは20%歩かないか

原木から調達して使える割合を考えると悲しいです。

フォーク象り

更に形を切り分けると

追加残骸

またまた残骸

フォーク原型

更にこれから切り落とすと9割がゴミで処分です。

この後は五輪TV観戦の合間で、刳り小刀で整形していきます。

仕掛品の仕上げもこんな時はやり時です。

楕円パン皿

最近このタイプのパン皿が好評です。

以前は彫を入れずにフラット仕上でしたがなかなか

お嫁に行かず、手を加え拭き漆にしたところ

売れ筋品に大化けです。

クルミの仕上前の仕掛品を2枚仕上げました。

丸型ハニカムパン皿

丸型ハニカムパン皿は定番中の定番

このサクラ材はとても硬く、その分彫り込み痕は

とてもきれいに仕上がります。

彫り込み痕

硬い材料対策として、若干小さめのハニカム形状で・・

その分彫る数も増えますが、完成後の指の疲労度は

変わらないので・・・

秋のイベントの選考結果も入り始めました。

10月には秋田ふるさと村の「秋のクラフト市」が

開催されます。

230も選考されましたのでお楽しみに!

9月は山形県を中心に、そして10月は角館、横手、たざわこ

など秋田県を中心に出展予定しております。

それまでまた沢山作りますので!