特注バレッタの製作

先週はクラフトシーズンオフとなった一週間

好天の元、日向ぼっこながらの冬支度です。

嬉しい発見がありました!

アケビ

冬囲いの最中、道路側の垣根にアケビを発見

今まで230も全く気が付きませんでした。

善くもまあ通学路となっている学童たちにも

見つからず、ひっそりと実をつけてくれました。

この時期でも実も皮もパンパンで奇跡です!

☆材料置き場の整理

材料を入れてるスーパーハウスですが、ポンコツハウスと

なりつつあるため、毎年メンテが必要です。

ところが敷地内の別のハウスが不要と言うことで、

渡りに船とばかり譲り受けました。

新ハウス

230のハウスは10mほど手前の実家の同敷地内

材料置き場

手前の比較的短い材料は移動しましたが、大物は

取り出したくてもこの状態ではなかなか・・・

新ハウス内

新しいハウスに少しずつ移動し、必要な材料が

いつでも取り出せるように整理中です。

一人作業なので、12尺ものは重くて重くて・・・

身体がパンパンです。

☆特注バレッタ製作

今年のこでんてんで、黒石市のこぎん刺し作家さんより

リンゴの木を預かりました。

リンゴの木

青森なので、こぎんとリンゴの木を使ったバレッタをと・

通常のバレッタの製作はしておりましたが、カーブ状の

面に掘りこみを入れる作業が発生します。

平面であれば難しい事は無いのですが、カーブ面なので

いろいろ考えました。

初めての試みですが曲げ木でやってみました。

曲げ木の木地

平面で形状を作り、曲げ木の前に煮込みます

曲げ木治具

予め製作した曲げ木治具を使ってプレスです。

なんとか曲げる事は出来ましたが、中にはクラック入りも発生

治具が金型とは違い、加熱して水分発散できないため、

治具からリリース後には徐々にカーブが緩くなり、

設定したRには物足りないものとなりました。

ちなみに楕円タイプは長方タイプに対し、曲げ部の

距離が短くなるため、クラックが入りボツでした。

次の試みは従来どおりのRにカットし、掘り込みを

加工する工法で

カット木地

R形状にカット研磨した生地です。

この状態ではトリマーを使うことが出来ません。

トリマー加工治具

安定するように治具を製作し木地をのせた状態

テンプレート

サンドするように同Rのテンプレートを製作し

トリマー加工

トリマー加工すれば掘り込み完成です。

あとは所定寸法に外形カットし研磨作業へ

バレッタ木地完成

最終研磨とオイル塗布、そして金具を取り付けて完成です。

工法の急所は木地と治具の密着度ですが、接面がR形状のため

大型設備の無い230工房は手作業での摺り合わせで・・・

モノ作りはやはり治具作りが一番重要です。

でないとトリマー作業も危険なので、不慣れな方は

決して真似しないで下さい!

完成品のバレッタの画像は撮り忘れました(笑)

掘りこみの中へこぎん刺しを入れれば、青森県らしい

地産バレッタの完成となる筈です。

 

 

 

 

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