エンジュのボタン”カブキ”

この一週間暖かい日が続き、周りの雪融けも

急ピッチで気持ちも思わず緩みそう。

でも製作意欲は緩むことなく、確実に在庫作りも順調。

☆エンジュのボタン”カブキ”

気が付いて見たらエンジュのボタン”カブキ”が

一個も残っていませんでした。

数少なくなっていたのですが、先週の秋田アートCで

完売したようです。

”カブキ”とは、ボタンの模様が歌舞伎の隈取り風なので、

230の呼び名としています。

一番手間の掛かるボタンで、

カブキ木取り

エンジュの小径木から木取りします。

使う材料は伐採から3年ほど外に晒したもの。

新材では雰囲気が出ないので、年月が掛かってます。

白太と新材の境目だけを使用しますが、曲物が多い

エンジュはなかなか使える部分が限られます。

ボタン工程

板状から四角→八角形→円形→円盤状と整形

研磨工程も数段階に・・・

木地完

そしてボタン穴を開けて面取りし、形の完成で最終研磨へ

塗装

うるしを摺り込んで乾燥中

カブキ完成

うるしを摺り込む事で光沢、コントラスト、耐水性が得られ

個性的なカブキボタンが完成します。

最初の板状の木取りで全てが決まる作品です。

☆カエル

秋田アートCでカエルを買いそびれた方向けに

製作しました。

新カエル

クリとケヤキの2種から選んでいただきます。

面白い不思議な物も作ってみました。

カエルオブジェ

泥から顔を出したムツゴロウのようでもあるし、

カエルのようでも・・・

受け取りようはその方その方で、

こんな感じでもう少し作ってみようと思ってます。